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カフェの勘定皿

4枚すべてSOLD

19世紀から20世紀の初めまで、カフェでよく飲まれていた蒸留酒Absinthe(日本ではアブサンと呼ばれています)の、グラスの受け皿です。アブサンのほかにもワインなど、グラスで提供されるお酒に使われました。

リムの部分に飲みもの1杯の価格が書かれていて、木製のテーブルを水滴から守るコースターが、同時に請求書がわりでもあったことがわかります(古い写真資料を調べたところ、カウンターで立ち飲みの場合には、この受け皿は使われなかったようです。カウンターの天板は丈夫な亜鉛製なのでコースターが要らず、代金は直接バーマンに支払うので請求書も不要)。

長居して何杯も飲む客の前にはこの皿が積み上がっていたのだろうか、などと想像すると、現代の日本の回転寿司屋のシステムにも似ている気がして面白いです。

エドガー・ドガの「アブサン(1874年)」や、ラモン・カザスの「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットのマドレーヌ(1892年)」などの19世紀の絵画にも、このタイプの勘定皿が登場しています。

L’Absinthe par Edgar Degas
Madeleine au Moulin de la Galette par Ramon Casas

ソーサーとしてコーヒーカップの下に敷いたり、パフェを盛った脚つきグラスの受け皿にしたり、クッキーや饅頭などの小さめのお菓子用の小皿としてなど、楽しい使い方がいろいろ思い浮かびます。
業務用品なので分厚くて丈夫、そしてなんと言っても、昔のスタイルで書かれた数字の付いているところが魅力。

以下にご案内する4枚は、19世紀末から1930年代ごろまでの品物だと思われます。


A

黒いリムふちどり線に50c._(50サンチーム。1フランの半額)の文字
サイズ  : 直径13,3 /高さ2,4(cm) 
重さ : 204g
裏面に無色で11RC/Fの刻印。


B

青いリムふちどり線に2f.(2フラン)の文字
サイズ  : 直径12,8 /高さ2,1(cm)
重さ : 175g
裏面に無色で11RC/Fと、オレンジ色でMILLAN 92 Rue Roquette PARISの刻印。


C

緑のリムふちどり線に1f.25(1フラン25サンチーム)の文字
サイズ  : 直径12,9 /高さ2,2(cm)
重さ : 180g
裏面に青色でVERRERIE de VINCENNES C. STEIVENART R LEDRAPPIER, GENDRE Sr. 27, Avenue de Parisの刻印。


D

ふちどり無しで2f(2フラン)の文字
サイズ  : 直径12,6 /高さ2,2(cm)
重さ : 163g
裏面に緑色で、FRANCE以外の部分はにじんで読めない刻印。


急激な温度変化は避けた方が無難です。食洗機、電子レンジ、オーブン、冷凍庫でのご使用はお控えください。
洗う時は、研磨面のない柔らかいスポンジを使うことをおすすめします。