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店主が愛用中のバスク模様の器ベアルンの中でも、特にめずらしいデザート皿です(ここまで良い状態のものはなかなか見つかりません)。
HBCM(Hippolyte Boulenger-Creil-Montereauクレイユ&モントロー)窯製、1930年代の品です(その他の逸話や説明は、第1弾スープ皿紹介のページでどうぞ)。
円周を取り囲む赤い2本線は手描き、青い短い線はステンシル絵付け。硬質陶器ならではの素朴な色味と、滑らかな手触り、軽さが魅力です。古い手工業製品なので、1点1点に個性があります。
サイズ : 直径18,9 /高さ2,5(cm)
重さ :
A : 267g
B : 206g
C : 211g
D : 233g(それぞれ重さがちがいます)
A
表面)青いステンシル描きの線の一部に、釉薬が擦れた跡があります。
リム沿いの白い釉薬が一部ごく薄く剥がれて、下地があらわになっていますが、指で触れてやっとわかる程度です。
見込(リム内側の刳られた部分)には目を凝らすと見える程度の薄いカトラリー傷が認められ、釉掛け前に付いた薄い線状のへこみがあります。
裏面)深緑色でPORCELAINE OPAQUE HBCM MONTEREAU FRANCE BéarnとYの文字、赤色で手描きの「・・・」の印。アルファベット文字「U」と思われる型押しもあります。
B
表面)赤い手描きの線の一部に、釉薬が擦れた跡があります。
見込(リム内側の刳られた部分)には目を凝らすと見える程度の薄いカトラリー傷が認められます。
リムの一部に、白い釉薬の層が薄い箇所が見られます(ぱっと見には気づかない程度)。
裏面)深緑色でPORCELAINE OPAQUE HBCM MONTEREAU FRANCE BéarnとYの文字、赤色で手描きの「・・・」の印。アルファベット文字「Y」の型押しもあります。
C
表面)見込(リム内側の刳られた部分)には目を凝らすと見える程度の薄いカトラリー傷が認められますが、特に傷もなく非常に良い状態です。
裏面)深緑色でPORCELAINE OPAQUE HBCM MONTEREAU FRANCE BéarnとIの文字、赤色で手描きの「・・・」の印。アルファベット文字「Y」の型押しもあります。
D
表面)赤い手描きの線の一部に、釉薬の溜まりや擦れた跡があります。
見込(リム内側の刳られた部分)には目を凝らすと見える程度の釉薬の薄い箇所が認められますが、カトラリー傷もほぼない良い状態です。
裏面)深緑色でPORCELAINE OPAQUE HBCM MONTEREAU FRANCE BéarnとYの文字、赤色で手描きの「xx」の印。アルファベット文字「U」の型押しもあります。
いずれの品物にも、大きく目立つ欠けやヒビなどはありません、非常に良い状態だと言えます。
釉薬の掛けムラや溜まりや色飛び、釉掛け前に付いた小さな凸凹は、古い手工業製品に頻繁に見られる特徴であり、また、それこそが味わい深い魅力でもあります。
急激な温度変化は避けた方が無難です。現代の食洗機、電子レンジに耐えうるかは保証致しかねます。
洗う時は、傷をつけないように柔らかいスポンジを使用してください。また、色が濃く水分の多い食品が触れた状態のまま長時間放置すると、貫入状に色が沈着する恐れがあります。焼き締めが比較的柔らかい陶器や硬質陶器(FaïenceおよびPorcelaine opaque)の取り扱い留意点として、ご理解いただきますようお願い申し上げます。