Bagatelle(バガテル)とは本来「小さきもの」や「ピアノ小曲」などを指す言葉ですが、パリの西にある「バガテルのバラ園」を思い浮かべる人も多いかも知れません。
野バラと思しき絵と、それぞれの大きさの容器の用途を示すSucre(砂糖)・Farine(粉)・Café(コーヒー)・Thé(茶)・Poivre(胡椒)・Épices(スパイス)の文字が描かれた、1920年代の品です。
サイズ :
Sucre 11,7 × 11,9 × 20,8
Farine 10,2 × 10,2 × 18,1
Café 8,6 × 8,6 ×16,0
Thé 7,3 × 7,3 × 13,5
Poivre 6,1 × 6,1 × 11,5
Épices 5,1 × 5,1 × 9,7 (cm)
重さ :
Sucre 793g
Farine 580g
Café 465g
Thé 325g
Poivre 203g
Épices 141g
(合計で約2510g)
底面にDemi-Porcelaine Badonviller Franceの刻印。
この刻印は1923年のものですが、1905年刻印でも同じバガテルシリーズの皿が存在するので、20年近く続いたデザインかも知れません。
Sucreの背面に薄いヒビあり。
Caféの正面向かって左角に欠け、内側に薄いシミ(おそらくコーヒーの粉によるもの)。
Théの蓋持ち手部分に欠けあり。
Poivreの内側には焼成時に付いたと思われる黒い点(陶土に含まれる鉄粉)、外側背面向かって左端に薄いヒビ、右側に釉薬の色飛びが数カ所。
その他、釉薬の掛け残しや色飛び、色ムラ、釉掛け前に起きた細かい凸凹やバリなどは、昔の手工業品に頻繁に見られる特徴であり、それが味わい深い魅力でもあります。
急激な温度変化は避けた方が無難です。現代の食洗機、電子レンジに耐えうるかどうかは保証できません。
洗う時は、傷をつけないように柔らかいスポンジを使用してください。また、コーヒーや紅茶などの濃い色の液体や、水分の多い食材や調味料が入った状態のまま長時間放置すると、貫入状に色が沈着する恐れがあります。焼き締めが比較的柔らかい半磁器(Demi-Porcelaine)の性質上の取り扱い留意点として、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
価格 : 6個セットで18000円(日本までのコリッシモ便送料込み)
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